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お尻の痛み

お尻の痛みといっても痔(肛門)ではなく、お尻の筋肉(臀筋)の痛みです。

医療機関で「お尻が痛くて・・・」と受診すれば、「坐骨神経痛」か「変形性股関節症」と診断され、最悪手術適応となることもあるでしょう。

 

通常お尻の筋肉の痛みは、60歳以上の女性に多く診られます。

原因は、運動習慣がなく60歳を過ぎると、下半身の筋力低下(老化)が顕著になり、良い姿勢(背中が伸びた)を維持することが負担になります。

結果いわゆる「猫背」前かがみ気味になり、腰からお尻の筋肉の負担が増えるため筋肉痛を起こした状態です。

 

こういう話題になると必ず「散歩をしてるから・・・」という人がいますが、散歩は運動ではなく行動です。

老化による筋力の低下を食い止めることはできませんので、悪しからず。

 

このお尻の筋肉痛、施術でお尻の筋肉の痛みを緩和すれば、簡単に楽になります。

しかし、施術すれば楽になりますが、数日経過すると再び痛くなりこれを繰り返してしまうのです。

 

ちなみに、1回の施術でお尻の筋肉痛が楽になる人は、手術を見送ることも出来ますので、1回施術を受けてみてから手術を判断してもいいと思います。

 

繰り返してしまう症状の理由は2つ。

筋力アップがないため、再びお尻の筋肉に負担となってしまう。

症状はお尻の筋肉の痛みだけど、他に原因がある。

 

この、他に原因とは「下肢」足に原因があり、それをかばっているとお尻の筋肉に負担がかかてしまうからです。

これから先は「企業秘密」に相当しますので、ここまで・・・

 

一般的にこれを理解している人は多くなく、神経だの?仙腸関節だの?股関節だの?ハッキリとした原因を示してくれません。

最後はレントゲン・MRIなどの検査をして異常が見られれば、坐骨神経痛や変形性股関節症と診断されてしまうこともあるのです。

手術や治療しても良い結果が得られない人は、このケースに当てはまるかもしれません。

お困りの人は、一度診させていただければと思います。

2025年01月17日

腰痛は2種類ある

① 動き過ぎて疲労が蓄積したタイプです。

農作業や肉体労働のような労力に伴う腰痛です。

1週間もすれば治療をしなくても、寝て起きるたびに楽になる腰痛です。

病院や医院の治療で楽になる腰痛で、筋肉に炎症がある場合が多く、薬やシップが有効です。

 

② 同じ姿勢が長いため疲労が蓄積したタイプです。

デスクワークや手作業など姿勢の維持に伴う腰痛です。

寝て起きて鈍痛があり、病院や医院に行っても楽にならい腰痛です。

慢性腰痛になりますので、患部に炎症がないので薬やシップの効果が期待できません。

朝起きた時の痛みが、動いているとだんだん楽になるのが特徴です。

この状態を続けると、ある日突然痛みを発症する、いわゆる「ギックリ腰」を発症する要因となります。

 

①・②腰痛対策

どちらの腰痛も疲れが原因ですから、疲れが解消すれば楽になります。

 

①の腰痛は、一過性の腰痛で、処置を何もしなくても、原因が一過性の過労なので、休養し少しづつ動き出せば問題なく楽になります。

 

②の腰痛は、同じ姿勢が長いために腰の動きが悪くなって、血流・代謝が悪化したものです。

血流・代謝が悪化すると疲労物質が吸収出来ず、回復力が低下した状態です。

薬を飲んでもシップを張っても、回復力は上がりませんので、薬やシップ・腰椎ベルト等が手放せなくなります。

長く腰痛を患っている人は正にこの状態で、回復力が低下しているのですから、長期間改善しないのも当然です。

しかし、腰の可動域を改善し血流を改善すると、代謝が改善され落ちた回復力を取り戻せますので、日常生活は今よりずっと楽になります。

 

あとはあなた次第!

楽になったら筋力アップすれば、腰痛とは「お・さ・ら・ば!」も夢ではありません。

 

ちなみに、私も20代前半に3年間腰痛に苦しみました。

薬・シップ・腰椎ベルトに大変お世話になりました。

しかしあまりに改善しない腰痛に、一念発起して腰痛を克服。

それ以来35年間腰痛知らずです。

2024年12月23日

目の疲れ

あるアンケート結果に「解消されたら充実度が高まると感じる身体の悩みは何か」というものがありました。

何だと思いますか?

 

プロの私は、頭痛か不眠かな~?

 

正解は、ダントツで「目の悩み」79.9%だったのです。

パソコン・スマホの影響でしょうが、目の悩みだとは思いませんでした。

 

目が疲れると訴える人には、2つのタイプがあります。

 

ひとつは、①まぶたの疲れを目の疲れと感じている人です。

集中しているとまぶたが重く感じ、眠気を目の疲れと表現している人です。

睡眠の質が悪く、脳の疲労が蓄積している状態です。

交感神経緊張により涙の分泌が減少していますので、見えづらくなり、ハッキリ見えなかったり、かすんだりするタイプです。

 

もうひとつは、②眼球の疲れです。

これは集中しているとまばたきが減り、目を開いているのがつらい状態です。

眼球が充血するタイプです。

集中していると、まばたきをすることが減り、眼球表面が乾き目の疲れを感じます。

見え方には変化はありませんが、見ているのがつらいタイプです。

 

②のタイプは、目薬や温・冷却によって楽になりますが、①のタイプは、睡眠の質が悪くなって熟睡できず交感神経緊張になっているので、①のタイプと同じ対策では改善しません。

 

自律神経の治療や不眠の治療後に「物がきれいに見える」「目がサッパリした」という患者さんがたくさんいます。

これは①のタイプの目の疲労を抱えていた人で、原因が自律神経や不眠だったことが施術後の結果からも明らかです。

「目の悩み」を抱えている人は、参考にして下さい。

 

ちなみに「目の悩み」を抱えていても対処している人は、半数だそうです。

対処してない理由は、「解らない」「対処するほどでもない」・・・

ちょっと待って!

解消されたら充実度が高まる・・・」と聞いているのに「解らない」はいいとしても「・・・するほどでもない」とは???

2024年11月18日

うつ病は2種類ある

うつ病は、日常生活に支障が出るほどの強い気分の落ち込み・不安感・意欲の低下が続く病気です。

主な原因は、ストレスといわれています。

しかし、ストレスが原因ではないのに、うつ病と診断されている人がいるのです。

 

その原因とは、「首コリ」です。

 

頚性神経筋症候群といい、首のコリが慢性化し悪化すると自律神経失調になり、頭痛やめまい、疲れ目、下痢や便秘、倦怠感、不眠症といった身体症状が表れ、精神面ではイライラや不安、集中力低下、うつといった症状につながります。

 

うつ病には、ストレスが原因とされる「精神性うつ

首コリが原因とされる「頚性うつ」があるのです。

 

この頚性神経筋症候群は、充分に認知されていないようで、一般的な精神・心療内科では頚性うつも精神性うつと同様に扱われ、抗うつ薬・抗不安薬や安定剤を処方され、カウンセリングなどで対応されています。

したがって頚性うつの人に、精神性うつの人は治療は効かないどころか、薬の副作用で苦しむことさえあります。

 

原因が違うのですから、治療が違って当然です。

頚性うつに有効なのは、首コリをとにかく改善することです。

硬直した首の筋肉の弛緩、緊張した首の神経の緩和には、パルス鍼療法がとても有効です。

 

過去に「首コリ・肩こり」がありませんでしたか?

交通事故やスポーツで、過去に首を痛めた経験はありませんか?

あなたは「頚性うつ」かもしれません。

 

ちなみに、うつ病と称して来院した人で、3か月くらいで劇的に良くなる人と、施術を受ければカラダは楽になるが、不安感や気力低下などの精神的な改善がとてもゆっくりな人がいます。

問診で精神性うつと頚性うつを判別し、頚性うつの人に施術をしていますが、どうも精神性うつと頚性うつの複合型うつの存在があるようです。

2024年10月23日

「痛み止め」は痛みを止めない

一般的に言われている「鎮痛薬」は、痛みを止めているわけではありません。
正式には「非ステロイド性抗炎症薬」といい、痛みを止める薬ではありません。

組織が損傷を受けると痛みを感じますが、損傷がおきた細胞膜で化学反応が起きると、プロスタグランジン類というホルモンのような物質が合成され組織の炎症がおこり痛みを生じさせます。

鎮痛薬といわれている非ステロイド性抗炎症薬は、このプロスタグランジン類の合成を抑制する効果があり、それによって痛みが軽減されているのです。

 

「痛みが楽になっているんだから問題ないでしょう」

 

その通りなんですけど、炎症のない痛みには理論的に効果がないということが問題なんのです。

肩こりや腰痛・頭痛などの慢性痛には、組織に炎症反応はありませんので、痛みが軽減することはないはずです。

しかし多くの人が鎮痛薬を飲んで楽になっているようです。

 

これにも理由があり、ひとつはプラセボ効果

薬の作用がないのにもかかわらず、薬を飲むと身体が反応して効果が出てしまうことがあります。

もうひとつは痛みはピークを迎えると、自分の回復力で何もしなくても軽減してくるものです。

ほとんどの人が、痛みのピークの手前に薬を飲む人が多く、結果薬を飲んだ後に楽になっているので薬の効果と思ってしまうのです。

 

「痛みが楽になっているんだから問題ないでしょう」

 

その通りなんですけど、実はここからが本題「おおいに問題あるんです」

腰や背中などの慢性痛を鎮痛薬で楽になっている人の中に、内臓レベルの組織の損傷や炎症の症状が隠れていることがあるからです。

 

関連痛といい、痛みの原因となる部位とは、別の部位に痛みを感じることがあるのです。

 

狭心症・心筋梗塞で肩・首の痛み ・すい臓がんで背腰の痛み ・胸膜炎で背中の痛み ・尿路結石で胸背腰の痛みなど、命にかかわることがありますので、慢性痛なのに鎮痛薬で楽になっている場合は注意して下さい

 

参考まで )

私事ですが、来院患者さんで「脊椎腫瘍」だったケースがあり、発見が早くその後元気に山登りが出来るまで回復した人がいます。

この脊椎腫瘍という病気は、悪性の場合5年生存率が10%を下回る怖い疾患です。

 

通院2回目に「何かおかしい・・・」と感じ、「すぐに大きな病院に行ってください」とお願いしたのです。

1週間も経たないうちに手術をし、1~2か月後には私のところにお礼にいらしてくれました。

 

気付いたきっかけは、慢性痛だったにもかかわらず、「薬を飲めば痛みは楽になるがすぐ痛くなる」というのです。

また、はり施術で痛みが全く変化しなかったのです。

はり施術で全く変化のない経験がほとんどなく、多少でも痛みに変化が現われるのに「全く変化なし」、何なら痛くなったでも変化なのに、それが何度聞いても「全く変化なし」だったのです。

腰に関する整形外科チェックを試しても問題なし。

つまり、腰に痛みが存在しないのです。

 

それ以来、患者さんの訴える痛みに関しては、何度も何度も事細かく質問し、最後は指1本で指し示すように問診するようになりました。

きっと「ウザイ!」と思われていますが、これが私のやり方です。

2024年10月03日

パニック障害のはり治療

YouTubeをあさっていたら、シンガーソングライターの優里さんが、パニック障害になって休養していたときに受けていた治療が、何とはり治療

 

【動画】優里さん鍼治療

 

復帰後も体調維持のために通院。

良くなったら、すぐ元の好き勝手な生活に戻ってしまうのが通常。

しかし彼は自分の健康にお金と時間を使っている。

なかなかあの若さでは出来ないこと。

よほどつらい思いをしたのが、うかがえる。

 

動画の施術は、当院とは施術方針が違いますが、参考になると思います。

ちなみに、都内であの施術内容でしたら、きっと¥20000はくだらない?

 

2024年09月23日

新型コロナ感染後遺症

現在、新型コロナ感染後遺症に有効な薬や治療はありません。

しかし考え方を替えれば、後遺症は治りきらなかったということ、回復しきれなかったということです。

回復しきれなかったのなら、回復力を高めてあげれば回復するのでは・・・。

 

2年前にコロナ感染し後遺症が残った会員の患者さん3人に、コロナ後遺症(頭重・だるい・嗅覚×・不眠など)の施術を依頼されました。

経験のない施術だということを了承していただき、後遺症に合わせ回復力が上がるように施術・指導をしました。


その結果は、 「パチパチパチ・・・(笑)」

 

想定道り、「回復力が落ちていてコロナ後遺症に・・・」を証明するかのように、1ヶ月~2ヶ月の施術と指導で3人とも見事寛解。

 

コロナ後遺症は、回復力が落ちていることが原因の一つと考えられるので、回復力を上げてやればどうにかなるようです。

たった3例ですが、3人ともに「ほぼ良くなった・・・」といっていましたので、みやび治療院でのコロナ後遺症に対する施術に、期待せずにはいられないのは、

わ・た・し・・・ だけ?

2024年09月16日